空気に耳を澄ませて
ある言葉や風景に触れたとき、経験や知識と結びつき、別のイメージへ広がっていくことを「連想」といいます。それは誰にも邪魔されることのない自由な遊びであり、その人の世界の見方を映し出すものでもあります。
連載「連想の練習」では、さまざまなゲストとともに同じ場所を歩き、その先に広がる連想の軌跡をたどります。舞台となるのは東京・日比谷公園。同じ場所でも、歩く人が変われば、目に留まるものやそこから思い浮かぶことも変わっていくでしょう。
みずみずしい新緑が広がる初夏の日。
今回ともに歩くのは、ベルリンと東京を拠点に活動する香りのデザインスタジオ AOIRO の吉国志津子さんと Manuel Kuschnig さんです。
光が大気中で散乱することで生まれる「澄んだ空の色」に由来する AOIROというスタジオ名。その名が示す通り、ふたりが向き合ってきたのは、一見すると無色透明な空気のなかに存在する、「光や音、気配、人々の感情」といったものたち。
言葉になる前の感覚に耳を澄ませながら、それらを香りへと翻訳してきたふたりに、日比谷公園はどのように映るのでしょうか。そして、そこからどのような連想が広がっていくのでしょうか。

09:38


大野(以下、O)
シュロ[1]やソテツ[2]は、明治時代に南国風の雰囲気を演出する木として流行ったんだよね。
Manuel(以下、M)
ヨーロッパでいうと、パイナップル[3]みたいな存在だね。南米から伝わった当時はとても珍しくて、富や権力の象徴として建物や庭園の装飾によく使われていたんだ。
O
ジョサイア・コンドル[4]が手がけた旧岩崎邸[5]の庭園にも、背の高いシュロがここと同じようにシンボリックに植わっている。
吉国(以下、Y)
異国への憧れというか、インターナショナルなものの象徴だったんだ。
シュロやソテツは、日本原産なの?
O
諸説あるけれど、シュロは日本原産、ソテツは東アジア原産といわれてる。ただ、どちらも古くから日本で親しまれてきた植物で、特にソテツは、沖縄では飢饉の際の非常食として食べられてた。「ソテツ地獄」[6]という言葉が残っているくらい。
M
見た目はヤシっぽいけど、どちらもアジアが原産なんだね。
Y
この辺り、お茶みたいな香りがする。
M
ローズガーデンじゃないかな。『ブラック ティー』[7]っていう品種があるから。
O
ローズガーデンってイギリス庭園[8]のイメージが強いけど、ドイツにも多いの?
M
すごく多いよ。ヨーロッパでは昔からバラの品種改良が盛んで、交配そのものが文化になっている。品種名にも「〇〇クロス」みたいに、掛け合わせのルーツが分かる名前が付いていることが多い。
Y
でも、バラの原産[9]はどこなんだろう。地域によっては食文化とも結び付いているよね。
O
インドではビリヤニ[10]にローズウォーター[11]を使うし、ペルシャやモロッコ、中東料理でもバラを使用するよね。


Y
ヨーロッパでは、バラを食べるという発想はあまりないけど、このマグノリア[12]は食べるよ。
O
タイサンボクを?
Y
私もまだ試したことないけど、花びらをピクルスやシロップ漬けにするみたい。肉厚だから食感も面白いらしいよ。
O
日本だと観賞用っていうイメージしかないかも。
Y
葉っぱも嗅いでみて。少しイチジクみたいな甘い香りがするから。
O
本当だ。花とは全然違う香りなんだね。
タイサンボクの葉って、紫外線や虫から身を守るためのクチクラ層[13]が発達していて、表と裏で色が違うのもきれいなんだよね。緑と紫のコントラストがとても好き。
M
同じ植物なのに面白いね。
O
さっきのローズガーデンもそうだけど、国ごとに「象徴になる植物」って違うよね。ドイツだったら何になるんだろう。
Y
ベルリンだと、リンデンバウム[14]かな。クナイプ[15]の入浴剤でも定番だし、お茶にもなる。街路樹としてもすごく身近。『ウンター・デン・リンデン』[16]っていう有名な通りもあるよ。
O
森鴎外[17]の『舞姫』[18]にも出てくるよね。
M
『リンデンシュトラッセ』[19]っていう、有名なテレビドラマもあるし。
O
日本では「セイヨウシナノキ」って呼ばれていて、銀座にもたくさん植えられている。たとえばMUJI HOTELの前の通りもリンデンバウムの並木で、初夏になるとクリーム色の花が咲いてすごくきれい。
Y
で、花が終わると種をつけて、8月くらいから少しずつ落ち始めるの[20]。
枝葉ごと落ちるから、木の下には淡い緑が積もって、落ち葉とはひと味違う季節の風景になるよ。
09:49
Y
ごろんって寝転べないようになってるね。
O
ベルリンにもこういうベンチ[21]ってある?
Y
あまり見ないかな。あったとしても、すぐ壊されちゃうかもしれない。ベルリンでは、公園や広場は「みんなの場所」っていう感覚が強いから。
M
テンペルホーフ[22]がまさにそう。空港が閉鎖されたあと、政府は住宅や商業施設を建設する計画を進めようとしたんだけど、市民によるデモやスクワット運動[23]が大きく広がった。最終的には住民投票で大規模な開発は中止になった。
Y
今も滑走路もそのまま残ってるんだけど、散歩したり、自転車に乗ったり、ピクニックしたり。
O
中にはコミュニティガーデンがあったり、羊が放牧されているんだよね。[24]
Y
そうそう。
O
アーバンファーム[25]でいうと、ベルリンは街の中にも畑みたいな場所が結構あるよね。
Y
クラインガルテン[26]ね。
O
あれを見るのが好きで。ラウベ[27]っていう小屋が並んでいて、一つひとつ雰囲気が全然違う。歩いていると、つい写真を撮っちゃう。
M
実は今年、僕たちもクラインガルテンを借りることができたんだ。
Y
4年くらい待って、ようやく順番が回ってきたの。しかも順番が来たら終わりじゃなくて、「どんな庭をつくりたいか」をプレゼンして、それで決まるの。
O
もう何か植えた?
M
ベリーを少し植えたくらいで、まだこれからだね。
前の持ち主が長年大切にしてきた庭だから、リンゴやナシの木、古いバラも残ってる。おじいさん、おばあさんが使っていた家具まで、そのまま引き継いだんだ。
O
住むことはできないんだよね。
M
うん。昼間過ごしたり、一泊くらいならできる場合もあるけど、11月から3月までは水道も止められるし、生活の拠点にはできない。
Y
それに「3分の1ルール」[28]っていうのもあって、庭の3分の1以上は野菜や果物みたいな食べられるものを育てなきゃいけないの。
O
ハリネズミやキツネ、それから鳥や蜂が集まる庭は、いいクラインガルテンだって聞いたことがある。
M
蜂は果樹にも欠かせないからね。近所で養蜂をしている人も多いし、「ビー・サンクチュアリ」[29]っていう野生の蜂のために、枝や丸太を積んで巣になるように作っている場所もある。
Y
そういう小さな緑地が街じゅうに点在しているのがベルリンの面白いところなんだよね。
M
ヒートアイランド現象[30]も起こりにくくて、夏でも少し涼しい。[31]
O
単なる緑地じゃなくて、街の環境を支えるインフラにもなっているんだね。
10:10
Y
何にも詳しくないんだけど、トンボがすごく好きなの。
O
どんなところが?
Y
姿や形。羽の繊維や模様がステンドグラスみたいで。蝶はイラストやデッサンの題材になることが多いけど、トンボの羽の繊細さを描くのはすごく難しい気がする。
M
あの複雑な造形は簡単にデフォルメできないからね。だからこそ、ステンドグラスやアール・ヌーヴォーの装飾[32]では、モチーフとしてよく使われているんだと思う。
O
ルネ・ラリック[33]とかね。
Y
そうそう。前に展覧会を見に行ったことがある。

M
この池、アメンボ[34]もたくさんいるね。でも、僕はちょっと苦手なんだ。
O
どうして?
M
脚が長くて蜘蛛みたいだし、ドイツ語では Wasserfloh、「水のノミ」って呼ぶんだ。
Y
「ノミ」が Floh だから、「蚤の市」[35]は Flohmarkt なんだよね。
O
日本語とは名前の由来が全然違うね。[36]
Y
あ、亀が甲羅干し[37]してる。
O
甲羅干しって、サウナ[38]でいう「整う」に近い感覚なのかな。
Y
気持ちよさそうに見えるけど、亀にとってはもっと実用的なことらしいよ。紫外線を浴びて甲羅や骨を丈夫にしたり、体温を上げて消化を助けたり。
O
日光浴[39]とサウナを一緒にやってるような感じか。
サウナだと、白樺の枝葉を使ってリラックス効果を高めるよね。
Y
ヴィヒタ[40]だね。白樺やモミみたいな寒い地域の木がよく使われる。針葉樹の香りは、呼吸を楽にしてくれる作用があるから。[41]
O
台湾に出張したとき、喉の調子が悪いって話したら、スターフルーツ[42]のお茶を勧められたことがある。
国によって「喉にいいもの」が全然違うのが面白いよね。
M
ドイツだとセージ[43]かな。でもセージは結構強いから、お茶というより、うがいに使う人も多い。
Y
ほかには松ぼっくりのシロップやモミのリキュール、リコリス[44]ののど飴なんかもあるよ。
O
黒いグミの味だ。日本ではあれ、苦手な人も多い。
Y
飴やグミ以外にも、リコリスには「スウィートウッド」[45]と呼ばれる根をそのままかじって味わう食べ方があるよ。
O
サトウキビ[46]みたいな感じ?
Y
そうそう。見た目はただの枝なんだけど、繊維をかじっていると、少しずつ甘みが出てくる。
O
木を噛む文化って面白いね。中東では歯ブラシ代わりに枝を使う文化[47]もあるし、日本でも昔は柳の枝を爪楊枝にしていたらしい。
M
アセチルサリチル酸[48]だね。
O
そうそう。噛むと少し清涼感があって、鎮痛作用もある。アスピリン[49]のもとになった成分でもあるんだよね。
他にも和菓子の楊枝には「黒文字」[50]がよく使われる。
Y
黒文字は、葉っぱも食べれるし、お茶にしても美味しいよね。
O
黒文字の他にも、青文字[51]や白文字[52]っていうのもあって。青文字の実は「馬告(マーガオ)」[53]って呼ばれていて、台湾ではスパイスとして使われてるんだよ。
10:29

Y
この公園って、歩いているとちょっと不思議だね。
O
いろんな国のものが急に現れるんだよね。日比谷公園にはなぜか、、海外から寄贈された記念碑やモニュメントがたくさんあって、脈絡ないのが面白い。
M
これもそうだね。ルーン文字[54]だ。
古代ゲルマン語で使われた文字で、ドイツからスカンジナビア[55]に広がっていったものなんだ。ヴァイキング[56]も使っていたね。
O
キャプションによると、北極航路[57]の開設を記念して、スカンジナビア航空が寄贈したものみたい。
M
ルーン文字は今でもデザインとして使われることがあるんだけど、少し複雑で。20世紀になると、一部の文字が右翼のシンボルとして使われたから、文字そのものというより、その歴史を思い出す人も多いよ。
Y
同じ文字なのに、見る人によって全然意味が違うんだね。
Y
隣には南極の石もある。150キロ。[58]
O
石も面白いよね。昔は重くて運ぶのが大変だったから、建物も庭も基本的にはその土地で採れた石を使っていた。だから、遠くから運ばれてきた石は、それだけで権力や富の象徴になったりする。
Y
その気持ちはちょっと分かるかも。前にシチリア[59]へ行ったとき、スーツケースに石を入れるためにオリーブオイルを置いて帰ったことがある。
O
オリーブオイルじゃなくて、石の方を選んだんだ(笑)。
M
石はそこでしか出会えないからね。
Y
海沿いだったんだけど、エトナ山[60]が近かったからかな。石が全部赤かったんだよね。テラコッタ[61]みたいな赤じゃなくて、もっと鉄っぽい色。
M
火山由来のミネラルや鉄分が多いんじゃないかな。[62]
O
植物もそうだけど、石もその土地その土地によって違うんだよね。
10:50

Y
やっぱり日陰って大事。ここに座っているだけで、ずいぶん涼しく感じる。
O
本当に。ベルリンでも、公園にはよく行くの?
M
行くというより、自然と通る感じかな。ベルリンは公園が街のあちこちにつながっているから、通勤や買い物の途中に、公園を抜けて歩くことがよくあるんだ。
Y
「公園へ行く」というより、気づいたら公園の中を歩いている感じだよね。
O
生活の動線の中にあるんだね。
Y
あと、公園の雰囲気も少し違うかな。ベルリンの公園は、日本ほどきっちり手入れをしていないから、もう少しワイルドな雰囲気がある。
M
場所によっては、森の中を歩いているような感覚になるよね。
O
公園と森の境目が、あまりない感じ?
M
一応、公園は管理された空間だから森とは違うけど、ベルリンの公園はかなり森に近いと思う。
Y
ティアガルテン[63]なんかは、まさにそうだよね。街の真ん中にあるのに、少し中に入るだけでガラッと空気が変わる。
M
公園の捉え方自体も違うんだと思う。ティアガルテンはもともと、シャルロッテンブルク宮殿[64]へ向かう道とも関わりのある場所だし、都市の中の余白というより、街の骨格の一部なんだよね。
O
公園のつくり方一つにも、その街の歴史や成り立ちが表れるよね。
散歩を終えて
桜門から歩き始めた「連想の練習」は、草地広場へとたどり着き、約2時間の散歩を終えました。
植物、公園、市民農園、石、旅先で出会った風景。話題は次々と枝分かれし、思いがけない方向へ広がっていきました。その一方で、「香り」そのものについて語っていた時間は、意外なほど多くありませんでした。
けれど、それこそがAOIROらしさなのかもしれません。
香りは、それだけで存在するものではありません。植物が育つ土地や気候、そこで育まれてきた文化、人々の営みや記憶との関係性の中で立ち上がってくるものです。
「連想の練習 01『はじめに』」でも触れたように、マルセル・プルーストは『失われた時を求めて』の中で、マドレーヌを紅茶に浸した香りをきっかけに、幼い頃の記憶が鮮やかによみがえる瞬間を描きました。いわゆる「プルースト効果」と呼ばれるこの現象は、香りが単なる匂いではなく、記憶や感情と深く結びついていることを教えてくれます。
香りと連想には、どこか似たところがあります。どちらも、目の前にあるものを入り口にして、その奥に広がる世界へと私たちを誘ってくれる。ひとつの香り、ひとつの連想は、見慣れた景色の中に新しいつながりを生み、世界に少しずつ奥行きを与えてくれるのかもしれません。
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[1] シュロ
ヤシ科シュロ属の常緑高木。中国原産の「トウジュロ」と日本原産の「ワジュロ」に大別される。南国を思わせる姿をしているが耐寒性が高く、日本では古くから親しまれてきた植物である。平安時代の『枕草子』にもその名が見られるほか、戦国時代には武家の家紋の意匠として用いられることもあった。幹を覆う繊維は丈夫で水にも強く、縄やほうき、たわしなどの生活用品の材料として利用されてきた。
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[2] ソテツ
ソテツ科ソテツ属の常緑低木。日本では九州南部や沖縄に自生し、古くから庭園樹として親しまれてきた。シに似た姿をしているが、植物分類上はヤシとは異なり、裸子植物に分類される。恐竜時代からほとんど姿を変えずに生き残ってきたことから「生きた化石」とも呼ばれ、乾燥や潮風に強い性質を持つ。
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[3] パイナップル
南アメリカ原産の多年草。16世紀以降、大航海時代を通じて世界各地へ広まり、現在では熱帯・亜熱帯地域を代表する果物となっている。
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[4] ジョサイア・コンドル
イギリス出身の建築家(1852〜1920)。明治政府の招きで来日し、鹿鳴館や旧岩崎邸など数多くの洋風建築を設計した。「日本近代建築の父」とも呼ばれ、辰野金吾ら多くの建築家を育てた。また、日本庭園や生け花にも深い関心を寄せ、日本文化を海外へ紹介したことでも知られる。
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[5] 旧岩崎邸
東京都台東区にある邸宅。三菱財閥を築いた岩崎家の本邸跡で、1896年にジョサイア・コンドルの設計によって洋館・撞球室(ビリヤード場)が建てられた。洋館と和館、芝庭が一体となった近代和洋折衷の邸宅として、国の重要文化財に指定されている。
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[6] ソテツ地獄
主に奄美・沖縄地域で、飢饉や重税による食糧不足の際、有毒なソテツを毒抜き加工して食用とした歴史を指す。加工には多大な手間を要し、不十分な処理では中毒を招く危険もあったため、人々の過酷な生活を象徴する言葉として伝えられている。
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[7] ブラック ティ
1973年にバラ育種家・岡本勘治郎氏によって作出された、日本を代表するバラの園芸品種。農林省(現・農林水産省)の品種登録制度における登録第一号としても知られている。最大の特徴は、赤や朱色が主流だった当時としては珍しい、紅茶を思わせる深みのある茶褐色の花色。落ち着いた色合いと芳香を持ち、現在でも切り花や庭植えの品種として人気がある。
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[8] イギリス式庭園
18世紀のイギリスで発展した庭園様式。幾何学的に整えられたフランス式庭園への反動として生まれ、自然の風景を理想化した構成を特徴とする。曲線的な園路や池、芝生、樹木を組み合わせ、歩きながら景色の変化を楽しめるよう設計されている。近代公園の成立にも大きな影響を与え、日比谷公園の設計思想にも一部その系譜を見ることができる。
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[9] バラの原産
バラの原産地は一つではなく、北半球の温帯地域に広く分布している。ヨーロッパ、西アジア、中国、日本などには多くの野生種が自生し、現在の園芸品種は、それらをもとに長い年月をかけて交配・改良されてきた。
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[10] ビリヤニ
インドやパキスタン、中東などで広く親しまれている米料理。スパイスで香りづけしたバスマティライスと肉や魚、野菜を重ねて炊き上げるのが特徴で、地域ごとにさまざまなレシピが存在する。祝い事や来客をもてなす席でもよく振る舞われる。
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[11] ローズウォーター
バラの花びらを蒸留して得られる芳香水。中東や南アジアでは古くから料理や菓子、飲み物の香りづけに使われるほか、化粧品や香水、宗教儀礼にも利用されてきた。
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[12] マグノリア
モクレン科モクレン属の植物の総称。日本ではモクレンやコブシ、タイサンボクなどがよく知られる。春(3月〜5月)にかけて花を咲かせ、華やかで上品な甘さのある香りが特徴。大きく厚みのある花びらを持ち、ヨーロッパなどでは、食用植物としても親しまれている。
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[13] クチクラ層
植物の葉や茎の表面を覆う、ろう質の薄い膜。水分の蒸発を防ぎ、病原菌や紫外線、乾燥などから植物を守る役割を持つ。葉の表面に光沢があったり、水を弾いたりするのは、このクチクラ層によるもの。都市環境に生きる植物にとっても、外部からの刺激に耐えるための重要な仕組みとなっている。
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[14] リンデンバウム
シナノキ属の木の総称。初夏に淡い黄色の花を咲かせ、甘い香りで多くのミツバチを集めることから、良質な蜂蜜の蜜源植物としても知られる。ヨーロッパでは街路樹や公園樹として広く植えられ、人々の暮らしに身近な存在となっている。
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[15] クナイプ
ドイツで生まれたハーブケアブランド。19世紀に司祭セバスティアン・クナイプが提唱した「クナイプ療法」をもとに、植物の力を生かした入浴料やボディケア製品を展開している。ドイツでは古くからカモミールやリンデン、ラベンダーなどのハーブを健康維持やリラックスに取り入れる文化があり、クナイプはその伝統を現代に受け継ぐブランドとして親しまれている。
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[16] ウンター・デン・リンデン
ベルリン中心部を東西に結ぶ大通り。「菩提樹(リンデン)の下で」という意味を持ち、17世紀に植えられたリンデン並木に由来する。沿道には大学や博物館、歴史的建築物が並び、ベルリンを代表する景観のひとつとなっている。
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[17] 森鷗外
明治から大正期にかけて活躍した小説家・軍医(1862〜1922)。本名は森林太郎。ドイツ留学を経て西洋文学や思想を日本に紹介し、『舞姫』『高瀬舟』『山椒大夫』などの代表作を執筆した。日本近代文学を代表する作家の一人であり、医学や翻訳、評論など多方面でも優れた業績を残している。
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[18] 舞姫
1890年に森鷗外が発表した短編小説。ドイツ留学中の青年官僚・太田豊太郎と踊り子エリスとの恋愛を軸に、個人の愛情と国家・社会への責任との葛藤を描いた。近代的自我を主題とした日本近代文学初期の代表作であり、ベルリンの街並みや留学生活も重要な舞台となっている。
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[19] リンデンシュトラッセ
1985年から2020年まで放送されたドイツの長寿テレビドラマ。ミュンヘンの架空の通り「リンデンシュトラッセ(リンデン通り)」を舞台に、住民たちの日常や家族、社会問題を描いた。ドイツではリンデンは街路樹として親しまれ、「リンデン通り」は身近な住宅街を象徴する名称として用いられている。
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[20] リンデンの種
花が終わると、実についた細長い苞(ほう)が翼の役割を果たし、風を受けて実とともにゆっくり回転しながら飛んでいく。この回転によって落下速度が抑えられ、種子は親木から離れた場所まで運ばれる。
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[21] ホスタイル・アーキテクチャ
公共空間において、特定の行動を排除・制限するために設計された建築物や設備のこと。たとえば、寝そべれないように仕切りの付いたベンチ、座りにくい段差、スケートボードを防ぐ突起などが挙げられる。都市空間を誰が、どのように使えるのかをめぐる問題として議論されている。
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[22] テンペルホーフ空港跡地
ベルリンにある旧空港跡地。第二次世界大戦後には「ベルリン大空輸」の拠点としても知られ、2008年に閉鎖された。その後、大規模な住宅開発計画が持ち上がったが、市民運動と住民投票によって計画は撤回され、現在は広大な公園「テンペルホーファー・フェルト」として利用されている。滑走路や広い芝生がそのまま残され、散歩、サイクリング、ピクニック、都市農園など、さまざまな活動の場となっている。
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[23] スクワット運動
空き家や未利用の建物を住居や文化施設として占拠・活用する社会運動。1960年代にロンドンやアムステルダムで広がり、1980年代にはベルリンでも活発化した。住宅不足への抗議や再開発への対抗、自治的なコミュニティづくりを目的とし、一部の建物は後に合法化され、現在も文化施設や共同住宅として利用されている。
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[24] 羊の放牧
テンペルホーファー・フェルトでは、草地の維持管理や生物多様性の保全を目的として、季節によって羊が放牧されることがある。機械で一律に刈り込むのではなく、動物の採食によって草丈や植生に変化を生み出すことで、昆虫や鳥などがすみやすい環境づくりにもつながっている。
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[25] アーバンファーム
都市の空き地や屋上、公園などを利用して農作物を育てる都市農業のこと。食料生産だけでなく、地域コミュニティづくりや環境教育、生物多様性の保全など、多面的な役割を担っている。
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[26] クラインガルテン
ドイツ語で「小さな庭」を意味する市民農園。都市に暮らす人々が区画を借り、野菜や果樹、花などを育てることができる。19世紀以降、都市生活者の健康や自給的な暮らしを支える場として広がった。現在もベルリンをはじめドイツ各地に多く残り、余暇やコミュニティ形成の場にもなっている。
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[27] ラウベ
クラインガルテンの区画内に建てられる小さな小屋。道具を置いたり、休憩したり、簡単な食事をしたりするために使われる。庭仕事の拠点であると同時に、都市の中で自然と過ごすための小さな居場所でもある。素朴で個性的な外観のものも多く、クラインガルテン文化を象徴する存在のひとつ。
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[28] 3分の1ルール
ドイツのクラインガルテン法に基づく利用の考え方。区画のおおむね3分の1以上を果樹や野菜などの栽培に充てることが求められ、残りは芝生や花壇、ラウベなどに利用できる。市民農園を単なる別荘地ではなく、都市における農園として維持するための仕組みである。
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[29] ビー・サンクチュアリ
ミツバチや野生のハナバチなど花粉を運ぶ昆虫の生息環境を保全するための空間。蜜源となる花を植えたり、巣作りができる環境を整えたりすることで、都市の生物多様性を支える役割を果たしている。
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[30] ヒートアイランド現象
都市部で気温が周辺地域より高くなる現象。アスファルトやコンクリートが熱を蓄えやすいことや、建物・自動車・空調設備などから発生する熱が主な原因とされる。公園や樹木は気温上昇を和らげる効果が期待されている。
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[31] ベルリンの気温
ベルリンは温帯性気候に属し、夏(6~8月)の平均最高気温は約23〜26℃で、東京に比べて湿度が低く過ごしやすい。近年は熱波の影響で30℃を超える日も増えているが、市街地には広大な公園や街路樹が多く、都市の熱を和らげることでヒートアイランド現象の抑制にも役立っている。
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[32] アール・ヌーヴォー
19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパで流行した芸術様式。植物の茎や花、昆虫、女性の髪などを思わせる流れるような曲線と、有機的な装飾を特徴とする。建築、家具、宝飾、ガラス工芸、ポスターなど幅広い分野に広がり、自然の形を生活空間に取り入れた近代デザインの重要な潮流となった。
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[33] ルネ・ラリック
フランスの宝飾・ガラス工芸家(1860~1945)。アール・ヌーヴォーを代表する作家の一人で、植物、昆虫、鳥、女性像などを題材に、金属や宝石、エナメルを組み合わせた繊細な宝飾作品を制作した。20世紀以降はガラス工芸にも力を注ぎ、香水瓶、花器、装飾パネルなどで高い評価を得た。
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[34] アメンボ
カメムシ目アメンボ科の昆虫。水面張力を利用して水の上を滑るように移動する。脚には無数の細かなはっ水性の毛が密生しており、水をはじくことで沈まずに水面を自在に歩くことができる。前脚で水面に落ちた小昆虫などを捕らえ、口吻(こうふん)を刺して体液を吸う肉食性の昆虫である。
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[35] 蚤の市
中古品や古道具、アンティークなどを販売する市場。名前の由来には諸説あるが、古着や古家具に蚤がついていることがあったため「蚤の市」と呼ばれるようになったという説がよく知られている。ベルリンにも大規模な蚤の市が多く、日用品から骨董品までさまざまなものが並ぶ。
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[36] アメンボの名前の由来
「アメンボ」の語源には諸説ある。①体から飴のような甘い匂いを出すことから「飴坊(あめぼう)」が転じたとする説、②雨上がりの水辺や田んぼでよく見られることから「雨」に由来するとする説、③水面を軽やかに動く姿や細長い体形に由来する古い呼び名が変化したとする説などが知られている。
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[37] 甲羅干し
カメなどの爬虫類が日光を浴びる行動。体温を上げて活動しやすくしたり、紫外線を浴びてビタミンDを生成し、甲羅や骨の形成を助けたりする役割がある。
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[38] サウナ
高温の室内で汗をかき、温冷浴や休憩を組み合わせて楽しむ入浴文化。フィンランドをはじめ北欧で発展し、心身のリフレッシュや社交の場としても親しまれている。
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[39] 日光浴
日光を浴びることで体内でビタミンDの生成が促され、骨の健康維持やカルシウムの吸収に役立つ。また、朝の光は体内時計を整え、睡眠リズムや心身の調子を維持する働きがあるとされる。
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[40] ヴィヒタ
フィンランドをはじめとする北欧のサウナ文化で使われる、白樺などの若い枝葉を束ねたもの。サウナの中で身体を軽く叩いたり、香りを楽しんだりすることで、血行を促し、リラックス効果を高めるとされる。地域によっては「ヴァスタ」とも呼ばれる。
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[41] 針葉樹の香り
モミやトウヒ、マツなどの針葉樹には、α-ピネンやリモネンといった精油成分が含まれている。これらは森林の清涼感のある香りのもととなる成分で、深呼吸したくなるような爽やかさを感じさせる。民間的には、鼻や喉をすっきりさせる香りとして親しまれてきた。
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[42] スターフルーツ
カタバミ科ゴレンシ属の果実。輪切りにすると星形に見えることからこの名で呼ばれる。東南アジアや台湾などで親しまれ、生食のほか、ジュース、砂糖漬け、煮出した飲み物などにも使われる。
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[43] セージ
シソ科アキギリ属のハーブ。肉料理の香りづけやハーブティーに使われるほか、ヨーロッパでは古くから薬草としても親しまれてきた。独特の清涼感とやや苦みのある香りを持ち、喉のケアやうがいに用いられることもある。
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[44] リコリス
マメ科カンゾウ属の植物、またはその根から得られる甘味成分を指す。ヨーロッパでは黒いグミやキャンディ、のど飴などに使われ、独特の甘みと薬草のような風味が特徴。日本では甘草として漢方薬にも用いられてきた。
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[45] スウィートウッド
噛むと甘みを感じる木の枝や根を指す呼び名。地域によって指す植物は異なるが、自然の甘味や香りを楽しむものとして、嗜好品や民間的なケアに用いられてきた。
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[46] サトウキビ
イネ科サトウキビ属の多年草。熱帯・亜熱帯地域で栽培され、砂糖の主要な原料となる。茎には糖分が豊富に含まれ、世界各地でそのままかじったり、搾ってジュースとして飲まれたりもしている。
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[47] 歯木
歯ブラシが普及する以前から世界各地で使われてきた口腔ケア用品。木の枝先を噛んで繊維状にほぐし、歯や歯ぐきを磨く。植物によっては抗菌成分や香りを持つものもあり、現在でも一部地域で利用されている。
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[48] アセチルサリチル酸
痛みや発熱、炎症を抑える作用を持つ化合物。ヤナギの樹皮に含まれるサリシンの研究をもとに開発され、現在では解熱鎮痛薬や抗血小板薬として広く利用されている。
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[49] アスピリン
アセチルサリチル酸を有効成分とする医薬品。1899年に商品化され、世界で最も広く使われている薬の一つとなった。解熱・鎮痛・抗炎症作用のほか、少量では血液を固まりにくくする作用がある。
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[50] 黒文字
クスノキ科クロモジ属の落葉低木。枝に見られる黒い斑点が文字のように見えることからこの名が付いた。枝は香りが良く、高級楊枝の材料として利用されるほか、精油や茶にも用いられる。
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[51] 青文字
クスノキ科クロモジ属の落葉低木。クロモジに近縁で、枝や葉に爽やかな芳香を持つ。近年は精油やアロマ素材としても注目されている。
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[52] 白文字
クスノキ科クロモジ属の落葉低木。中国南部から台湾などに分布し、枝葉から採れる精油は香料やアロマテラピーに利用される。柑橘を思わせる爽やかな香りが特徴である。
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[53] 馬告(マーガオ)
台湾原産のミカン科サンショウ属の香辛料。台湾先住民族の伝統料理で広く用いられ、レモングラスや黒胡椒、シトラスを思わせる爽やかな香りを持つ。「山の胡椒」とも呼ばれ、肉料理や魚料理、酒類の香りづけにも利用される。
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[54] ルーン文字
2世紀頃にゲルマン民族の間で成立した表音文字。木材や石材に刻みやすい直線的な形を特徴とし、記録だけでなく呪術的・宗教的な意味を持つものにも用いられた。ヴァイキング時代には北欧各地で広く使われ、石碑や道具に刻まれた文字として現在も多く残っている。
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[55] スカンジナビア
ヨーロッパ北部の地域名で、一般にはノルウェー、スウェーデン、デンマークを指す。広義にはフィンランドやアイスランドを含めて「北欧」として扱われることもある。共通した歴史や文化、自然環境を持ち、福祉制度やデザイン、サウナ文化などでも知られる。
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[56] ヴァイキング
8世紀末から11世紀頃にかけて北欧で活動した海洋民。高度な造船技術と航海術を武器に、交易や移住、探検、ときに略奪を行いながら、ヨーロッパ各地から北大西洋、ロシア方面にまで活動範囲を広げた。ルーン文字や北欧神話、広域に及ぶ交易網を通じて、当時のヨーロッパ社会に大きな影響を与えた。
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[57] 北極航路
北極海を経由してヨーロッパとアジアを結ぶ航路。近年は海氷の減少に伴い利用可能期間が長くなり、物流ルートとして注目されている一方、環境保全や地政学的な課題も抱えている。
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[58] 南極の石(日比谷公園)
日本の南極観測隊が南極・昭和基地近くの東オングル島で採取した重さ約150kgの片麻岩。南極観測船「ふじ」によって日本へ運ばれ、1966年に日比谷公園へ設置された。日本の南極観測の歴史を伝える記念碑的な展示物である。
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[59] シチリア島
イタリア南部、地中海に浮かぶ大きな島。古代ギリシャ、ローマ、アラブ、ノルマンなど多様な文化の影響を受けてきた歴史を持つ。オリーブ、柑橘、ワイン、魚介など豊かな食文化でも知られ、地域ごとに異なる風景や建築、食、民俗が残る。火山や海に囲まれた土地の成り立ちも、島の文化を形づくっている。
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[60] エトナ山
シチリア島東部にあるヨーロッパ有数の活火山。古くから噴火を繰り返し、周辺の地形や土壌、農業、暮らしに大きな影響を与えてきた。火山灰や溶岩によって生まれた土壌はミネラルを多く含み、ブドウや柑橘などの栽培にも利用されている。
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[61] テラコッタ
粘土を焼いて作られる素焼きの陶器や建築素材。植木鉢や彫刻、建築装飾などに広く用いられ、温かみのある赤褐色が特徴。通気性や吸水性にも優れている。
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[62] 火山由来の成分
火山灰や溶岩が風化してできた土壌には、カリウムやマグネシウム、カルシウムなどのミネラルが豊富に含まれることが多い。このため、火山地域では果樹やブドウなどの栽培に適した土地が形成されることがある。
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[63] ティアガルテン
ベルリン中心部に広がる大規模な都市公園。もとはブランデンブルク選帝侯の狩猟場として使われていたが、18世紀以降、市民に開かれた公園として整備された。広い森や芝生、池、遊歩道があり、散策や休憩を楽しむ人々で親しまれている。
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[64] シャルロッテンブルク宮殿
ベルリン最大の宮殿。17世紀末、プロイセン王妃ゾフィー・シャルロッテの夏の離宮として建設され、のちに歴代の王によって増築された。優美なバロック様式の建築と広大な庭園で知られ、内部には王族の居室や美術品、調度品が残されている。現在は博物館として公開され、プロイセン王家の文化と歴史を伝える重要な観光名所となっている。






