いま、私たちはかつてないほどに流動性の高い時代を生きています。コロナ禍を経て、日本国内での移住やワーケーション、旅をしながら働くことも一般的になりました。国外への移住も、増えていくかもしれません。一方、紛争や戦争による難民や、気候変動により移住を余儀なくされるなど、自身の意思ではないところでの「移住」の増加も予測されます。
そんな人類全体が”難民化”する時代において、人々にとって「故郷」の概念や、自身の帰属意識やアイデンティティは今後どのように変わっていくのでしょうか?こうした問いを深めていくために設定したのが今回のリサーチテーマです。