「人間が地球にとって必要な生命になるために、私たちは文化をどう変えるべきか?」──この問いから始まった本連載は、人間と自然、人間と非人間のあいだにある関係性を問い直すリサーチです。デカルト以降の心身二元論や人間中心主義によって分断されてきた世界を、もう一度編み直す。そのヒントとして注目したのが「アニミズム」という世界の見方でした。かつての「未開の信仰」としてではなく、現代に潜在し、これからの文化や暮らしを更新する感覚としてのアニミズム。その思考と実践を探るため、人類学者や実践者たちとの対話を通して、新しい自然観や人と自然の関わり方の可能性を考えていきます。
